■ ドメイン・レンタルサーバーを決める前に、チェックすべき「7つ」のポイント

あれこれ悩んだ結果、ドメインを取ろうと思って、いざレンタルサーバーを探そうとする。
だけど、あまりにも多くの会社がありすぎて、どうやってその中から素晴らしいサービスの会社を探せばいいのか、、、

「こんなにもあるんだ、、、サービス内容を見ても、どこも同じようなものだ。
聞いたこともないような専門用語で書かれている詳細な説明なんて見る気もしないし。
たぶん、どの会社にしても、ほとんどサービスに差はないだろう。だから、料金が安いところにしよう。」

これでは必ず失敗します。後できっと後悔すると、お約束しましょう。

本当に低価格で、しかも高性能&サービス満点のレンタルサーバー会社を見つけるためのノウハウをご紹介します。
ドメインを取るときに損をしないために、騙されないために、ぜひご覧下さい。


1.どの程度の「料金」が妥当なのか。安すぎても失敗、高すぎても失敗する

やはり、まずは「料金」が重要ポイント。当然、同じ質のサービスなら、安い方がいいに決まっています。
以前は月々5000円くらいするところもありましたが、
最近はデフレの影響でしょうか、かなり安く、月1000円以下というのも珍しくありません。

しかし、月々の料金が1000円以下のところは止めた方が無難です。
なぜなら、月1000円くらいでは儲けにならないため、サーバー運営やサービスの質を落とし、コストカットするからです。
そのため(詳しくは下記で説明していますが)、1つのサーバーにユーザーを詰め詰めにするので非常に重かったり、
よくサーバーが落ちたりして、あなたのWebサイト運営に支障をきたす可能性もあるのです。
ただし、月1000円以下でも、サービスも質も申し分ないところも、少数ですがもちろんありますよ。
(21WebSpiderも実際に契約している、そのようなオススメの会社は、ドメインページのトップで紹介しています)

では、料金が高ければ高い方がいいのでしょうか。
それも大きな間違いです。例えば、月々3000円の会社と月々1500円の会社を比較した場合、
サービスの質に大して変わりのないことも、かなりの確立であります。
その料金の差は、大手というブランドであったり、コストカットのレベルの違いであったり、
要するにその会社のビジネスのやり方による差だと思ってください。
同じADSLでも、会社によって料金がまったく違うのと同じ事です。

具体的な「妥当な価格」をご紹介しましょう。
もちろん、残りの6つのポイントも合わせて検討材料にしてくださいね。

一般的な個人サイトの場合なら、ドメイン取得管理料込みで月々1000〜1900円くらい。
大規模なサイト(1日2000ヒット以上)なら、ドメイン取得管理料込みで月々3000円〜4500円くらい。

商店・中小企業などが小規模なネットビジネスをする場合なら、月々4000円〜。
(ただしDBや大規模なプログラムなどの使用を前提とするなら、別次元の話ですが)

頑張って探せば、同じ質のサービスでも、格段に安いところを見つけられることでしょう。
やはり少しでも安いところがいいと思うお気持ちはわかりますが、
安さだけにつられて失敗しないようにしてください。


2.「転送量」が最重要チェック項目

「転送量」とは、サーバーから送られるデーターの量、もっと簡単にいえば「Webサイトの重さ(容量)×表示回数」です。
写真・画像やFLASHなどを多用している重いサイトや、1日のアクセスの多いサイトの場合、転送量も増えることになります。
ほとんどのレンタルサーバーでは、転送量が一定数(容量)を越えると、追加料金を取られます。
そのため、重いサイトやアクセスの多いサイトの場合は、大変な料金が月々かかってしまうのです。

基本的には「転送量無制限」(つまり追加料金なし)の会社を選びましょう
しかし、そのような会社はサーバー維持にコストがかかるため、一般的に料金は高くなります。

では、すべてのサイトが少し料金は高くなっても「転送量無制限」の会社を選ぶべきなのでしょうか。
1日のアクセス数が2000以下のサイトであるとか、ブロードバンドサイト(大規模な映像や音楽を流すサイト)ではない、
つまり一般的な個人サイトの場合は、「転送量」の制限を越えることはあり得ませんので、特に意識する必要はありません
よって、大規模な有名サイト以外の方なら、まったく気にしなくて結構です。
(私も気にしなければならないくらい、有名大規模サイトになってみたいものです(笑))
(余談ですが、有名サイトになるほど、サーバー代がかかるのはこの「転送量」制限のためです)

あなたがチェックしなければならないのは、
1.まず契約しようと思っているレンタルサーバーの転送量制限を調べる
2.自分のWebサイトのトップページの重さ×1日のアクセス数を計算する
3.その計算で出た数字が、転送量制限以下であるかどうか比べる
ほとんどのサイトの場合は、転送量制限以下になるので、計算するまでもありませんが、、


3.意外な落とし穴。「1台のサーバーの負荷状態」もチェック

あなたがレンタルサーバー会社と契約しても、サーバー1台をあなたのWebサイトだけで独占できるわけではありません。
通常は、1台のサーバーで、100以上のWebサイトを管理しています。

そのため、1台のサーバーに対して、いくつのWebサイトを管理しているかも大事なチェック項目になります。
1台あたりのWebサイト管理数が少ないほど、当然処理が早くなるので、表示も早くなります。
会社によってはコスト削減のため、1つのサーバーに多数のサイトを詰め込むようなところもあるので、注意が必要なのです。

いくら回線が早くてもサーバーが高性能でも、詰め込みすぎの場合は、
表示がかなり遅くなってしまいますし、サーバーダウンの原因にもなりかねません。

また、「転送量無制限」や「CGI利用可」の場合も、それだけ負荷が大きく、表示が遅くなる可能性があります。
なぜなら、転送量無制限なら、気にせずに重いサイトを作るのが普通ですし、
CGIを動かすためのプログラム処理も大変な負荷となり、サーバーにかなりの負担がかかるからです。
あまりサービスが良い場合も、サーバーの負荷はどうなのか調べてみたほうがいいかもしれません。

レンタルサーバーのWebサイトを見れば、「1台のサーバーに○ユーザー数までしか、入れません」と書いてあるので確認できます。
書いていない場合は、詰め込みすぎている可能性もありますので、メール等で問い合わせることをお勧めします。


4.サービス・オプション内容で、あなたのWebの未来が決まる

せっかく月々に使用料を払って、ドメイン+レンタルサーバーを使うのですから、
どのようなサービスが使えるのかは、かなり真剣に確認してください。
あなたのWebサイトを劇的に便利に、そして素晴らしくするようなサービスが使えるか。
同じ料金でも、会社によってこのサービス内容がまったく違うので、後で後悔しないようにしましょう。
・ サーバースペースの容量は充分か
料金は同じでも、会社によってこのサーバースペース容量は違うことがほとんどです。
10MBより、30MBの方が良いに決まっています。
しかし、おそらく一般的なサイトでは、10MBも容量は必要ありませんので、あまり神経質になる必要はありません。

・ CGIなどが使えるかどうか せっかく毎月有料でサーバースペースを借りるのですから、オリジナルやフリーのCGIを使いたいものです。
ほとんどの会社では使えますが、使えないところもあります。
今はいらないと思っていても、Webが大きくなるにつれて使いたくなるものです。ある方がいいでしょう。
またCGIに対するサポートもチェックしましょう。
初心者にも親切に教えてくれるところもあれば、使える人のみを対象にしているような会社もあります。

・ ドメイン名のメールは、何個使えるのか
ドメインを取る利点の1つが、「@あなたのドメイン名.com」のメールが使えるようになることです。
このオリジナルドメインメールを、何個まで作れるのかチェックしましょう。
最低でも10個作れるのであれば十分でしょうが、無制限に好きなだけ作れるところもあります。

・ 高性能なWebスタット、オートレスポンダーが使えるか
Webスタット(アクセス解析)がどのくらいのレベルまで解析できるのか、
オートレスポンダー(自動メール返信機能)がついているのか、
この2つはネットビジネスには必須です。無いと今の時代、話になりません。
ただしこの2つが使えるところはかなり高額ですし、個人サイトの場合はなくても問題はありません。

この他にも、様々なサービスがあります。決して料金だけにとらわれるのではなく、サービス内容も比較検討してくださいね。
実は、私は初めてドメインを取ったとき、料金のみにつられて大失敗したことがあります。
「ああ、あの機能が使いたかったのに、、、」と後悔しても遅いのです。

どのようなサービス・オプションが使えるかということで、Webのアクセス数やコンテンツ内容の改善に大きく影響します。
あなたのWebの未来の質が決まる、そう言っても言い過ぎではありません。


5.「会社自体の質」。サポート体制や経営状態なども確認

・ サポート体制はどうか
わからないことがある場合は、メールでのみの対応なのか、それとも電話でも対応してくれるのか。
メールで質問したときは、素早く丁寧な返事を返してくれるのか。
Web上での説明ページが充実しているか、FAQが充実しているか。
万が一、サーバーダウンした場合には、すぐに復旧の作業を開始し、それをきちんと公開するか。
初心者にも親切かどうか。
これらは当たり前のことですが、大事なことですので確認しておきましょう。

・ 会社の経営状態、財務状態はどうか
実は、ネットバブルの時は数え切れないほどのレンタルサーバーがありました。
しかし、現在は次々と倒産しています。不況はこの業界も例外ではありません。
経営状態が悪い会社と契約してしまい、お金を払ったのに、2ヶ月後倒産してしまった、、、
私の知り合いはこのような悲惨の状態にあっています。
経営状態を直接確認するのは難しいですが、「どれくらいのユーザーがいるか」は1つの判断材料になります。
つまり、ユーザー(顧客)が多い方が、一般的に経営が安定していると言えるでしょう。
また、あまり料金が安すぎる会社は避けた方がいいのはこのためでもあります。


6.表示の速さに影響する、サーバーの「運営状態」はどうか。

・ サーバーの安定度と障害対応
どんなサーバーであっても、ときどきは落ちます(あなたのWebサイトにアクセスができなくなるということです)
これはある程度は仕方がないことなのですが、それが頻繁にあるようではWeb運営上かなり支障となります。
サーバーが落ちたときは、すぐに対応してくれる会社か、専門のスタッフが24時間いるのか、というのはかなり重要な点です。
また障害があったときは、きちんとWeb上で公表するようなしっかりした会社なのかどいうかも重要です。
レンタルサーバー会社のサイトを見て、障害状況などを公開しているかどうかもチェックしましょう。

・ 回線の太さ&サーバースペック
回線は太い方が、サーバーは高機能(高スペック)の方が、Webサイトの表示も早くなります。
細い回線や低レベルのサーバーでは、なかなかWebサイトが表示されないということになりかねません。
一般的に、回線の太さやサーバースペックは、料金と正比例して良くなりますが、
最近は通信環境が劇的に良くなっていますので、それほど会社による差はなくなってきました。
回線の太さとサーバースペックの簡単なチェック方法としては、そのレンタルサーバー会社のWebサイトを実際に見て、
どれくらいで表示されるか、写真や画像がすぐ表示されるか、などを一般的な表示スピードと比べてみることです。


7.「実際に使っている人の意見」も確認する

何だかんだ言っても、実際に使ってみないことには、どれくらい重いのかもわからないし、サービスの質もわからない。
ですから、慎重に契約するレンタルサーバーを選びたい方は、
その会社を実際に使っているWebサイトの方に、メールで質問してみることをお勧めします。
Yahoo!などの掲示板等で確認することもできますが、それをどこまで信用するのかはあなた次第です。
(ライバル社の悪口を書きまくる、というのはこの業界もまったく同じですから、、、)
私がいま契約している4社について、何か知りたい方はご遠慮なくメールくださいね!


せっかくあなたのドメインを取るのだから、後悔しないように「掘り出しもの」を探そう!

以上のような条件をすべて満たしている会社がいいのは言うまでもありません。
なかなか見つからないかもしれませんし、数100社もある中から探さなければなりません。
これだけは譲れないというあなたの条件を満たし、料金も納得のいく会社を見つけましょう!
せっかくあなたのドメインを取るのですから、後悔しないためにも。
じっくり探せば、条件も良く料金も安い「掘り出しもの」も見つけられますよ!

損をしないための7つのポイントは分かったけど、レンタルサーバーを検索したら、100社以上出てきた。
こんな多数の中から、いちいちチェックしていく時間なんてないし、めんどくさい、、、
そのような方のために、私が自分で数100社の中から選び出し、
実際に今も契約しているオススメのレンタルサーバーを、ドメインページのトップでご紹介しています。
あなたのレンタルサーバー選びにおいて、少しでも何かのご参考になると思いますので、こちらも確認してください!
[ 21WebSpiderオススメのレンタルサーバー ]