■ 横幅は、「固定する。700以内に収める。」を守る

あなたのサイトを見てください。
ウインドウの横幅を広げたら同じようにWebも横に広がりませんか
横幅が大きすぎて横スクロールが出ていませんか

これはページの横幅に関する2つのタブーと考えてください
ページの横幅は「固定する」「700以内に収める」、この2つが原則
ここではその理由と具体的な解決案をお教えします


1.「固定する」
横幅を固定する、その理由はレイアウトのバランスを保つため
横幅を広げたらWebも横に広がり、レイアウトが崩れるようでは、初めからレイアウトはなかったのと同じ
固定された横幅なら、ウインドウの幅に関係なく常に一定の横幅の中にWebを表示することができ、
スリムでバランスのとれた構成が実現できるのです
実際、世界中の「CoolWeb」やプロが作っている企業ページのほとんどは横幅を固定しています

2.「700以内に収める」
レイアウト上最も注意すべきことの1つが、横幅は700ピクセル以内に収めること
横幅があまりに大きいと横スクロールがでてしまうことがあります
横スクロールは、縦スクロールと違って大変苦痛を感じさせます
慣れていないせいでしょうか。とにかく横スクロールが出てしまうサイトは最悪な印象を与えます

注意すべき人は、画面を1024×768以上に設定している人。
その環境なら滅多なことでは横スクロールは出ないから、知らず知らずのうちに横長になってしまいます
でも世の中には、640×480や800×600の環境の人もいることを忘れないでください
その人達のことも考慮して、600以内に収めれば満点。どうしても無理なら、700までに。
800×600が主流だそうですから、限界は750くらいでしょう。それ以上は大きすぎます
640×480は少数なので、捨てるかどうかはあなたの判断。ちなみに「21」の横幅は680です
とにかくできるだけ横幅を長くしないレイアウトを心がけること

3.具体的な方法
スタイルファイルに 「 .frame {width:700px;} 」 と記述し、ページごとに「class="frame"」で呼び出すだけ。
これだけで「固定する」「700以内に収める」、この2つを実現できます
本来なら「body」にwidthを設定すれば良いだけですが、ボックス系CSSは「body」設定できないようです
そのため、ページ全体を <DIV class="frame"> で囲むようにしてください

<body><DIV class="frame"> このDIVタグの中に全ての内容を記述 </DIV></body>
すべてのページをこのようにすれば簡単に、「固定する」「700以内に収める」を実現できます

以前はテーブルタグで囲むことによって対処していました
しかしこの方法はページの表示を遅くしたり、再構成が難しくなるなど問題がありました
スタイルシートによりこれらの問題は解決されました。これだけでもCSSの必要性の大きさがわかると思います

追記:21WebSpiderではリニューアルにより、この「横幅700」を守っていません。
これはデザインを優先したのと、現在では1024×768の画面サイズが主流だということからです。
しかし実際にはそれ以下の画面の方もまだまだ多いでしょうし、700以下を今でもお勧めします。